Pick Up

gynoid knit

Gynoid Knit Series|ガイノイドニット 「Gynoid(ガイノイド)」とは、ギリシャ語の gynē(女性)と -oid(〜のような)から生まれた言葉で、「女性のような存在」を意味します。SFの世界では女性型アンドロイドを指す言葉として使われてきました。 ODAKHAのガイノイドニットは、この語源のとおり「女性らしさ」と「未来的なニュアンス」のあいだを行き来するシリーズ。身体を解放しながらも、人工的で構築的な存在感を漂わせます。 軽やかな素材感とモードなフォルムが、日常に寄り添いながらも非日常的な気配を纏わせる──それがガイノイドニットの魅力です。

2025 Autumn/Winter Collection “The Unfamiliar Familiar” (知っているはずの、知らないもの)

ある日、見慣れている景色がまったく違って見える瞬間があります。それは、ルネ・マグリットの《光の帝国》のように昼と夜が交錯し、現実と非現実の境界が曖昧になる光景です。そこに生まれる「違和感」は、日常の中に潜む未知の美しさを浮かび上がらせます。ODAKHA 2025年秋冬コレクション “The Unfamiliar Familiar” は、その「見慣れたものに宿る新たな輝き」を探る試みです。 今季のテーマは 「クローゼットの中のリゾート」。リゾートを「遠くへ行く非日常」ではなく「視点を変え、心を整える場」と捉え直しました。背景には、大宮エリー氏が京都・桂春院で開催した展覧会『桃源郷を見つけに行こう~お寺でresort~』からの着想があります。静謐な禅寺に響く色彩は、見慣れたものに潜む新しい光を映し出しました。 カラーパレットはカーキとブラウンを基調に、ミントグリーンや赤、ホワイトを差し色として配置。ベロア調ブラックが影と光を強調し、静寂の奥行きを表現します。デザインはミリタリーの強さとニットの柔らかさを融合。カーキのMA-1にチェック柄ニットを切り替え、裏表を逆に用いた小花ジャガードなど、馴染み深いアイテムを再解釈しました。 また、大宮エリー氏とのコラボレーションでは、彼女の3作品を「朝・昼・夜」の時間軸で捉え、それぞれの色彩をニットに落とし込みました。赤い花のエネルギーをコード刺繍で描いた「フォーチュンフラワーズ」、ミントグリーンを纏う「マリーゴールド」、ネオンを潜ませた「パーティーピープル」。アートとテキスタイルの融合により、光や空気の移ろいを纏うコレクションとなりました。 ODAKHA 2025AW は、「見慣れたものの違和感」から生まれる美を描き出します。クローゼットを開けた瞬間、そこには新しい風景が広がり、生地の質感や影が日常に小さな非日常をもたらします。それは、マグリットが示したように、私たちの視界の奥に潜むもう一つの世界へとつながる扉になります。

repair & reborn

ODAKHAアーカイブコレクションにおけるニットウェアのお直しを承る 【Re:pair System】と、シームレスニット(無縫製のホールガーメント)アイテムを対象に、糸をほどき直し異なるアイテムに編み変える【Re:born Project】を承っております。
Categoryエリアを非表示

concept

Concept 「Toughness and Softness」 日本が誇る精緻なニット技術と職人の手仕事が織りなすユーモア溢れる独特なエレガンスが香り立つ。触れるたびに新しい発見や魅力を感じることができるハイテクとローテクが融合したクラフトマンシップがその象徴であり、手から手へと受け継がれる絆が探求の旅の原動力となる。ニットは柔軟性を特徴とするが、糸や技法により硬く強靭に変化することが可能な素材である。強さと柔らかさを併せもつブランドの姿勢を鮮やかに表現する。 ODAKHAはイメージにとらわれることなく”hand to hand”の精神をリスペクトし、自由で力強く進化し続けるファッションを追求し、新たな時代の旅に踏み出していく。

Snapptエリアを非表示

Mail Magazine

新商品やキャンペーンなどの最新情報をお届けいたします。